お金を貯めるために夢を持て?熱くて実践的な節約論
飛騨高山から帰ってきて、すっかり現実に戻りました。お金が欲しい。今のところ悩みはこれ一つです。お金を増えすには収入を増やすか、支出を減らすかの2択です。とはいえ収入を今すぐ増えすのは難しい。かなり長期スパンで考える必要がります。今すぐできるのは支出を減らすこと。ということで本棚に眠っていたこの本を再び手にとることになりました。横山光昭著の90日で貯める力をつける本です。
この本のいいところは、ただ支出をケチることを推奨しているわけではないところです。この本で協調されているのは、何のために貯金するのか、ゴールを明確にすること。将来の不安ではなく、未来の自分の可能性のために貯めることが大切だと著者は言います。動機がネガティブかポジティブかで結果は大きく変わるとも。僕は目が啓かれる思いでした。
この本に書かれている方法は非常にシンプルです。毎日の支出を記録し、消費・浪費・投資に分けるだけ。消費は生活に必要な経費。食費や日用品ですね。浪費は無駄な支出。使っていないサブスクや、過度なギャンブルや酒がこれにあたります。投資は未来の自分のために使う支出。本やジムの経費、習い事の費用です。
ここでのポイントは人によって、消費・浪費・投資の基準は変わるということです。旅行は人によっては浪費になりますが、知見を増やし人生を充実させるという意味では投資です。しっかりと自分軸を持って消費・浪費・投資の基準を決める。そうすることによって貯める力は伸びるそうです。
前に読んだお金の教養の本でも感じたのですが、著者にはお金は自分の人生を充実させる道具であって、人生をお金を貯める道具にしてはいけない、という考えが根っこにあると思います。過度な節約をするのではなく、人生の目標や夢を持ち、それを叶えるためにお金を貯める。青臭く感じるかもしれませんがそれがお金の本質なのかもしれません。
この本にならってまずは90日間、家計を記録しようと思います。アプリで記録はしていたんですが、消費・浪費・投資の視点はなかったので参考にします。なぜか知らないけど貯金ができないと悩んでいる人にはおススメの本ですよ。
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