始めまして。

初めまして。某書店の障害者枠で書店員をしているヒロシです。始めてなので自己紹介がてら自分の経歴とブログを書こうと思った経緯について書きたいと思います。

いきなりですが僕は発達障害です。具体的にはADHD(注意欠陥多動性障害)と自閉症スペクトラム障害です。なにそれ?おいしいの?と疑問に思った人もいると思うとざっくり説明します。

ADHDはざっくり言うと限度を超えたうっかりもの。自閉症スペクトラム障害は対人関係と変化の対応に難がある人。

ざっくり言い過ぎですね。もっと具体的に説明しましょう。

ADHDには主に下記の特徴があります。

  • うっかりミスが多い 
  • じっとしていられない 
  • 衝動を抑えられない  
  • 計画を立てるのが苦手 
  • 集中力がない

他にも特徴があるし、なかなか一言で説明できない障害なんですが主な特徴は上記の特徴です。なんだそんな人どこにでもいるじゃないか、と思われる方もいると思いますが、ポイントは生活に支障が出るレベルかどうかです。僕を例に挙げると僕は極度に集中力が低く、常人では考えられない頻度でミスを連発し仕事を2回クビになりました。忘れ物も多く、自転車を置き忘れて歩いて帰ったことが10回以上あります。傘は僕にとって置き忘れる消耗品です。

自閉症スペクトラム障害の特徴は主に3つの特徴があります。

  • 空気が読めない
  • こだわりが強い
  • 感覚が鋭敏すぎる(あるいは鈍すぎる)
  • 同じ行為を繰り返す

こちらもそんな人いるよね、と感じる方もいるのではないでしょうか。ただ、これもやはり限度問題で知り合いの自閉症スペクトラム障害の人には気圧が低くなるだけで体調を崩す方がいらっしゃいました。ドラマで例えるとベネディクトカンバーバッチ主演のシャーロックホームズが典型的な自閉症スペクトラム障害だと言われています。興味のある方は見てみて下さい。

発達障害についてはおいおい本の紹介時に深く書きたいと思いますが、発達障害を抱えた僕は職場という職場を漂流し、ひょんなことから大好きな本に関わる書店の職場に携わることになりました。コンサータという集中力を上げる薬の効果と、僕なりの努力と、周りの方のサポートが上手く結実し、7年近く働いています。

さて。そんな運のいい僕ですが一つだけ問題を抱えていました。

書店員なのに本が売れない

どういうことか?僕が配属されたのは本の表舞台の売り場担当者ではなく、バックステージを裏から支える仕入れ担当者だったのです。仕入れ担当者の仕事は主に2つ。本の入荷作業と返品作業です。入荷作業では入ってきた本と伝票に誤りがないかチェックしてデータに登録、それを各部門に仕分けします。返品作業は逆に各部門担当者から渡された本を集約し、データを登録、梱包して返品します。つまりは売り場担当者が本を売るまでのお膳立てまでが僕の仕事なのです。

今の仕事もやりがいはあるし、文句を言うつもりはさらさらありません。しかし、本を紹介したい欲求は日に日に積るばかり。周りに本好きな友人が一人もいないのもそれに拍車をかけました。そんな僕に天啓が降りました。

そうだブログを書こう

話が長くなりました。そうです。本を紹介したければブログを書けばいいのです。ユーチューバという手もほんの一瞬浮かびましたが、自分が本を紹介する絵面をイメージして即座に却下しました。

というわけで次回から本格的に本を紹介します。興味があれば見て頂ければ幸いです。

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